5月24日 なかた塾第19回 薬局長編

投稿日:2012年5月25日 研修会


 第19回なかた塾は、マネジャーでありリーダーでもある薬局長が対象です。薬局長対象のなかた塾は、来年3月までに3回予定をしております。今回のねらいは、“①「選んだ道のプロフェッションになる」という決意を、さらに強いものにする”、“②選んだ道のプロになるためには、不断の努力を積み重ねていくしか道はない。そのためには、対自競争に勝つ心構え、継続努力を可能にしてくれる着眼点を、具体的に明らかにしていくことが必要となる。そこで、真のプロ実現の心構えや着眼点を、「何が本物で、本物とは何であるか」という視点で見出していく”、という2点でした。
 井上氏が考案した3時間のカリキュラムは、「本物考:何が本物か、本物とは何か?」というカリキュラム名で、本物とにせ物の違いをチェックリストにして自己点検し、生きることの本質を見抜く着眼点や心構えを正す着眼点を見出すこと、が主眼におかれているようです。
 スタートの課題は、「東日本大震災(3.11)から一年二ヶ月、その間、一人ひとりの考え方や行動姿勢にどのような変化があったのか、変化があったとすればその理由や根拠は何なのか、を振り返って総括してみましょう。人生観、仕事観、マネジメント観、という視点まで範囲を拡大して考えてみましょう。そして、明らかに成長したと自負できることも、披露してください」というものでした。そして、以下の問いかけが続きます。
 「新社会人になった数年間を思い起こしてください。選んだ道、つまり薬剤師のプロになることを夢見ていたと思います。その時描いた具体像に、どれだけ近づいたでしょうか? 予定通りか、それに近い状況か、それとも程遠いのか、もう諦めたのか、…… ?」さらに続けて、「どのような状況にあろうとも、これからも薬剤師という資格で仕事に携わり、励んでいくという人生設計を予定していると思います。そうだとすれば、これから数十年間(20年~30年間)続くであろうビジネスパーソンとしての道を、出来る限り充実させていくためには、それも自力で意味あるもののしていくためには、生きることの本質を見抜く着眼点を明確にしていくことが重要である、と考えます。そこで、その着眼点を見出すための一考察として、“何が本物か、本物とは何か”について学んでいきたいのです」という方向づけで、本論に入りました。
 総括のために、合計33項目のセルフチェックを行いました。その上で、“特に気になる項目とその理由”、“今後より強化したい強みの項目とその理由”、“今後改善したい項目とその理由”を、一人ひとり披露し合いました。
薬局長の場合、わざわざ時間を割いて、自身の考え方、姿勢などを点検する機会を持てないのも現実です。一人ひとりの発表を聴きながら、謙虚な姿勢で自身と向き合っている姿が、非常に印象的でした。

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