エッセイ11:これからの一年間のこと~その1、その2

投稿日:2012年3月1日

採用担当者つぶやきエッセイの第一作を書き終えたのが、2005年(平成17年)4月1日でした。タイトルは「『どんな薬剤師になりたいの?』それが私の第一声」です。そこに籠めた思いは、今も変わりません。“薬剤師の存在価値をもっともっと高めたい”という思いこそを、第一回目のタイトルに籠めたのでした。

それから6年半、エッセイは250話になりました。そして10月のある日、高齢者(65歳以上)と呼ばれる年齢に達しました。体力の衰えを感じていても、“薬剤師の存在価値を高めたい”、そのために“共に学び合いたい”という意欲は、未だに衰えていません。東日本大震災、福島原発事故から7ヶ月間が経ちました。その間の出来事を見聞きしたり、推移を見据えながら、その意欲はさらに強くなっています。気骨と言いましょうか、気概と言いましょうか、そのような心情と感じております。

共にということは、一人ではないということになります。一方、考え方や行動姿勢などは、十人十色です。思うように進まない場合の方がどちらかと言えば多い、と考えるのが現実的でしょう。先入観によるマイナス志向が、行く手を支配しそうになる場合もあります。

そんな時は、“相手の立場に立って …… ”、“共助力、共助力”などの呪文を唱えて乗り越えようと努力していますが、“潮時なのかな?”なんて弱気虫が出てきそうな気配を感じてしまう頻度も、一再ならず出て参ります。

今回のエッセイでは、昨年10月に弱気虫退治のために書き出しておりました、向こう一年間の目標や取組み課題を表明したいと思います。“72歳まで仕事を続ける運命の星に生まれています。これから7年間も、仕事を楽しむことが出来る運命にあります”というのが、私に対する天からの声なのです。だからこそ、私のやる気を明らかにしておきたいのです。

【これから一年間のこと~その1:WHAT、WHY&WHEREの巻】

今、私の目の前にあるのが、「東日本大震災を経験して、改めて問い質したい課題!」(2011.4.7記)です。その一部は、2月の活動報告でアップさせて頂きました。

その時の私の虞(おそれ)は、“喉もと過ぎれば熱さを忘れ”の予感でした。もう一つは、“想定範囲を超えてしまって・・・ ”という言い方は、後に冷静になって考えてみれば、虚しい言い訳でしかなくなってしまう、という懸念でした。自分の力不足を、謙虚に看脚下しないままで終わってしまうことへの危惧でした。

その予感や懸念に対する確かな根拠なんてありませんが、考えられる課題があるとすれば、“その原因の多くは、大震災とは何ら関係のないところ(つまり、平時)にあるではないか”という直感のようなものでした。有事の際には、経営者や管理者が、“それまでの間、どのようなスタンスで、どのようなマネジメントを実践してきたのか”が問われるのではないか、“信頼と安心のマネジメントを、日々誠実に実践してきたかどうか”が、このような非常時に顕在化してくるのではないか、という問題意識でした。

その「改めて問い質したい課題」の中から、実践できることから着手していくのが、この一年間の取組み目標になります。

基本的な仕事の進め方や行動姿勢のチェックとアクション(PDCAサイクルのC&A)は、最初のテーマになります。また、視野や着眼点を拡げるための取組みも、さらにステップアップしていかなければなりません。

私が主宰します“学び塾”と、コーディネート役の“なかた塾”を中心に、取り組んで参ります。そして、定期的にエッセイを配信しております50名の友人・知人を通しまして、新たな取組み機会を模索する活動にも着手したいとも思案中です。

学び塾では、過去数年間(4~7年間)継続してきた学びの内容を掘り起こしながら、問題解決の思考プロセス(ステップ1:観る・聴く・感じる → ステップ2:考える・組み立てる・掘り下げる → ステップ3:著す・伝える・説得する)を強化して、心の筋肉を鍛え、コンセプチュアルスキルを高めていくことを主眼に置いております。第6回(6月12日)には、第1回真剣耕座を企画して、しっかりと振り返りを行いました。第8回(平成24年2月11日)と第9回(平成24年6月予定)では、第2回コロキウムを実施いたします。これは、第1回真剣耕座の一人ひとりの考察結果の発表機会になります。

【これから一年間のこと~その2:HOWの巻】

当たり前のことを実践し続けること、基本中の基本を実践し続けることに尽きます。そのことが、何をおいても継続するべき行動指針にしております。

具体的には、“段取りを良くすること”と“備えよ常に、準備万端整えること”です。

このことは、社会人成り立ての若人を対象とした教育機会でも、取り立てて強調する指針でもあります。仕事の出来栄えや質を左右する決定的要因とでも申しましょうか、唯一の勝利の方程式かもしれません。

Aさんは、こう表現しました。

「仕事で負けたくないのであれば、まず段取りのうまさで勝ってしまうことです。そうすると、不思議に目標必達魂が顕在化して、良いスタートがきれます。一方、出たとこ勝負で対応する人は、努力してもそれほどの成果にはつながらないものです。やはり、段取り八分なのです」

Wさんは、こう言いました。

「いくら段取りが良くても、これが出来ていないと成果に結びつかいものです。それは、事前に百パーセント準備をして事に臨むことです。やらなければならないこと、やるべきことだけを、キチンと準備万端整えることです」

“備えよ常に、段取り八分”は、これからも続く、私にとっての千載不易の行動指針なのです。

もう一つ、この一年間、意識し続けたいことがあります。

それは、“出来る限りカスタマイズすること”です。教育ニーズを把握して、そのニーズにあった教育カリキュラムと進め方を誂えることです。オンリーワンの教育機会を、企画し提供することです。

そんな時の頼りになる助っ人として、研修企画検討表をフル活用します。

一昨日の第7回学び塾では、今後の教育ニーズを抽出しました。日々の仕事遂行上の課題、将来の理想像実現のための課題、興味のある自己啓発的課題、共同取組み向きの課題、…… 合計10いくつかのニーズに優先順位をつけてみました。今後は、一つひとつのニーズ内容を煮詰めて、そのニーズにフィットしたオーダーメイドの教育機会を誂えていく所存です。

この一ヶ月間に企画し始めたカスタマイズカリキュラムがあります。「医療施設に従事する薬剤師にとってのコミュニケーションの本質とは?」(240分)、「ケーススタディ:ある生き方、考え方」(150分)、「本物考“何が本物か、本物とは何か?”」(150分)などです。年内納期を目指して推進中です。

以上のことが、満66歳になる10月までの目標であり、これから数年間にわたる基本指針としたのでした。

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