なかた塾第24回:新入社員フォロー3回目(1月17日)

投稿日:2013年1月18日 研修会


 平成25年最初のなかた塾は、平成24年4月に入社いたしました新卒新入社員のフォロー研修の3回目となります。
 「私の宝物は?」、コミュニケーン能力を高めるための2分間スピーチのテーマでした。そこから、“一番大切なものは何なのだろうか?”という一例を、「ホスピス通りの四季」(徳永進著)の一部を教材として考えてみました。
 今回の狙いは、①10ヵ月間の社会人としての生活経験を踏まえて、日常の生き方や行動姿勢を看脚下し、これからの方向性を再点検する。そして、今後一年間の行動理論を意思決定すること、②「生活者に気軽に立ち寄って頂ける薬局の一員としての共同取組み」の実践を通して、これからの“かかりつけ薬局”活動のヒントをつかむこと、この二つでした。
 最初のカリキュラムは、「何が勝ちで、何が負けなのか」という問いかけを考えるきっかけとして、5分間のノンフィクションビデオを観ました。私たちの日常は、多くの人達との関わりの中で、様々な形の競争を繰り広げているのが現状でしょう。成功もあれば失敗もあり、勝った負けたを実感する時もあります。しかし、一人ひとりの人生において、勝ち負けの判断基準は一つだけではないでしょう。直ぐに結論は出ないでしょうが、その回答によって、その人の生き方に大きく影響してきます。宿題として提案されました。 
 今日のメインカリキュラムは、「生きるとは」という堅苦しい難しいテーマでした。新社会人にとって、例え堅苦しくて難しかろうとも、しっかりと向き合って乗り越えなければならない課題があります。それは、これから40数年は続くであろう仕事の意味や意義を考えて、意思決定しておくということです。そうすることで、壁やハードルに出会い、そして挫折や失敗があっても、忍耐と克己の姿勢で乗り越えられる頻度が高まってきます。
 今回の「生きるとは」は、そのためのカリキュラムの一つになります。導入研修での「人生と仕事」、「真のプロフェッションへの道」の続編という位置づけでもあります。なかた塾の目的の柱は、“人づくり”です。この新入社員フォロー研修の多くのカリキュラムにも、その考え方の息遣いが感じられます。
 三つ目は、前回企画した「生活者に気軽に立ち寄って頂ける薬局の一員としての取組み」の実践編になります。全員で、コピー用紙ビルを作ってみました。次回は、全社員対象のなかた塾です。その時に披露する予定です。
 まとめは、「志を持つことが、何よりも必要ではないでしょうか」という問いかけで始まりました。前回のフォロー研修の重要なキーワード、“志”、“本物”、“本気”を思い出しながら、日々の仕事に流されている一人ひとりへの自戒の行動指針にもなりました。3月は、総まとめのフォロー研修になります。

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