なかた塾第23回:薬局長編(12月13日)

投稿日:2012年12月14日 研修会


 第23回なかた塾は、今年度2回目の薬局長を対象とした研修になります。
 二つの問題提起からスタートしました。
 一つは、日々の仕事遂行上の、日々の問題解決上の基本中の基本の確認からでした。それは、患者満足(PS)であれ、生活者満足(DS)であれ、一人ひとりのニーズは百人百様であり、その百人百様のニーズを把握することが、満足頂くための出発点だ、ということです。その事を誠実に実践することを、当り前化したいと思います。
 もう一つは、薬局長として東日本大震災から学んだことを、日々の仕事の中で具現化するべき課題の提案でした。“待った無しの覚悟で進めるべき課題”でもあります「部下育成(人財育成)」に注力することこそが、地域医療活性化の基盤となります。大震災からの教訓は、何が起きても自主的に考えて行動する社員育成です。目標によるマネジメントで、“日々の仕事で、一人ひとりの自主性を引き出しやりきらせる”ことを手法として、PDCAサイクルをスパイラルアップする所存です。3.11に立ち返って、足元を固める必要性を感じております。
 今回のなかた塾は、三つのテーマで進められました。
 最初は、前回(平成24年5月)学んだ“本物考「何が本物か、本物とは何か?」”の復習とまとめでした。まとめは、岩手県が輩出した国際人新渡戸稲造の人間道が教材でした。百年近く経っても色褪せない、否、新鮮な感覚になりました。まさに温故知新でした。
 二つ目のテーマは、上司としてのあり方を人財育成に焦点を絞って方向付けがありました。以前学んだリーダーシップとの関連付けもあって、さらに理解が深まりました。補助教材として使われたのが、城山三郎氏監修の「上司の器」でした。講師の井上さんが名付けた“上司百態”は、ニーズが百人百様であると同じように、リーダーシップスタイルも育成のあり方も百人百様であることに行き着きました。ただし、基本スタンスは『傾聴』に尽きます。傾聴は百人一様なり、ではないでしょうか。
 三つ目はノーサイドミーティングでした。テーマは、“自ら考え自ら実行し自ら検証する社員育成と薬局風土実現のためのアクションプランの策定(目標、方法、具現化計画など)のための、日々の課題や問題点の抽出”で、次年度の中田薬局業務目標策定に向けて、現状分析を中心とした真面目な雑談会を行いました。来年2月には、全社員対象のなかた塾を開催いたします。薬局毎のノーサイドミーティングを予定しております。今日のノーサイドミーティングで、会社全体の現状実態が共有化出来ました。次回につながる機会にしなければなりません。

最新の記事
アーカイブ

ページトップボタン