平成30年度新入社員導入研修その4

投稿日:2018年6月17日 研修会

 今年度新卒新入社員導入研修4回目の報告です。
 社会人として2か月半が経過しました。理想と現実のギャップに押し潰される、或いは先輩社員の仕事ぶりに圧倒されて自信を失いそうになる、…… そんなことが想定される時期でもあります。30年間も人事教育の仕事を続けていれば、顔を見ながら言葉を交わしただけで、おおよその見当はつくものです。ひと月ぶりの顔合わせでしたが、そんな不安など取り越し苦労でした。社員の手による共育環境が、中田薬局の風土として根づいていることを、改めて確信しました。
 今回は、14日に釜石市立栗林小学校3・4年生の遠足行事があって、甲子町エリア3企業への社会見学会がありました。その中の一つに松倉店が選ばれ、児童から12の質問が事前に提示されました。そのような経緯から、当初の研修カリキュラムを変更して、栗っ子(栗林小学校児童の愛称)への対応を組み入れました。町の科学者としてのプロジェクト活動と位置づけて、遠足計画のねらい達成を第一義に企画・運営することにしたのです。コミュニケーション能力を高めるためのヒント盛りだくさんの会になったと感じております。
 以下、4回目の報告になります。

6月13日(水)
「私の考えた目指したい具体的人財像」「ファンとブレーン」「意識と行動をセットで革新しよう」「栗林小学校平成30年度遠足への対応策立案」

*毎回のホームルームでは、行動理論を正すための着眼点を中心に問題提起しております。その一つとして、私の考えている具体的薬剤師像とその理由を考えて頂きました。
 午後の全ての時間は、栗林小学校児童からの質問に対する回答内容の企画に充てました。併せて、分かり易さの工夫も試みました。夜なべで追究したメンバーもいたようです。

6月14日(木)
「栗林小学校平成30年度遠足への対応」「真のプロフェッションへの道」「所感作成」

*午前は、栗林小学校児童への対応です。調剤室の見学は、松倉店薬局長が担当しました。新入社員と私は、児童からの質問に対する回答を行ないました。三択クイズ、器具を使った実験的手法など、興味を感じてもらえるような工夫イッパイで進められました。随所にQ&A的な対話を盛り込んで、一方的コミュニケーションを極力排除した50分になりました。児童の率直な感想を伺いたいと思います。
 午後は、新入社員導入研修のまとめ的存在のオリジナルカリキュラムです。20数年前にカスタマイズし、何度か改変して現在に至っております。①プロとアマの違い、②基本とは何か、③なぜ基本が重要なのか、④基本修得の秘訣、着眼点は何か、の四テーマを考えました。基本修得の道標的存在となることを期待しております。

6月15日(金)
「スーツを売るのが私の天職」「ビジネスパーソンを失格しないために」「まとめ~私からのメッセージ」「学校薬剤師活動、OTC医薬品、その他」「新入社員研修実感レポート」

*今回の最終日です。
 午前中は、導入研修の総まとめとして、私の思いや考え方をじっくりと投げかけました。午後は、薬局長による実務講座の3回目で、今回は松倉店薬局長が担当しました。

 次回は導入研修の最後で、7月11日(水)から13日(金)となります。

                            人財開発部長 井上和裕(EDUCOいわて・学び塾&種蒔き塾 主宰)

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