なかた塾第35回:課題解決推進会議第1回(7月2日)

投稿日:2014年7月4日 研修会

 中田薬局の中長期ビジョンの実現に向けて、経営幹部と薬局長による「中田薬局課題解決推進会議」を立ち上げました。そのキックオフミーティングを、なかた塾として開催いたしました。今回は、会議の考え方や方向性の像合わせを行ない、全メンバーの共有化をメインのねらいとして進めました。
 以下、その内容の報告になります。
先ず、推進会議のオルガナイザーである井上氏(EDUCOいわて・学び塾)から、会議立ち上げの背景、ねらい、基本理念・行動指針の説明がありました。成果を効率的・省エネ的な方向で追求するためには、これらの土台となる部分の共有化がキーポイントとなります。質疑応答に時間をかけました。

●提示のあった背景
 ①この五人の意識と行動が変わらなければ、ビジョン実現は叶わない。
 ②管理者として、基本的な共通専門能力、特にマネジメントスキルの基本が未熟である。
 ③最優先の育成ニーズは、先ずは管理者の意識と行動の革新にある。
 ④岩手県の代表的オンリーワン薬局になるためには、時代を先取りしたビジョンを掲げて、率先して試行錯誤を繰り返すことしか方途はない。
●課題解決推進会議のねらい
  中田薬局のビジョン実現のために、推進会議メンバー全員が、
   ①知恵を出し合い、十分な議論を尽くして、総意として取組課題を意思決定する。
   ②それぞれの課題解決の計画と実行プロセスを全員が共有化して、
                       目標達成の本質的方途やコミュニケーションのあり方を探る。
   ③会議メンバー自身の将来を考える実際的機会とする。
●推進にあたっての基本理念と基本姿勢
 ①議論が最終目的ではない。決めたことは実行して予定通り達成することを大前提とする。
 ②本質的、根源的原因を追究・追求して、的確な対策を打つことを第一義とする。
 ③やれないない理由はいくらでも出せるが、それでは現状からの後退でしかない。意識を変えて、ビジョン実現のために何をやることが必要か、何がやれるか、という視点で考える。その上で阻害要因・困難要因があれば、そのことも含めた段階的計画を企画する方向で取り組む。
 ④課題解決のためには、勉強不足を補ったり、現状のシステムの整備化・ルール化が必要なことが、多く存在することも考えられる。当面は対症療法で対処しても、それで終わらせるのではなく、根治療法との両面で考える。
 ⑤時間は有限。先送りしないで、しかも時間をかけるのではなく、限られた時間内で実践することを習慣化する。
 ⑥間違い、勘違いは誰にでもある。気後れだってある。しかし、積極的に本音で発言をし、決まったことは着実に実行することを行動指針とする。

 考え方を確認し共有化した後は、“一人ひとりの考えや意見の表明”と“現状の中田薬局の本質的問題、課題の抽出”、そして“中田薬局の中長期ビジョンの再構築”です。本質的問題・課題の抽出については、現在の基本方針をベースに、数回の議論を重ねて収斂したいと考えております。
 進め方は、いくつかの着眼点をもとに、ファシリテーター役も兼ねた井上氏にコーディネートして頂きました。

 ・着眼点1:(薬局長として)自覚している克服したい課題、欠点。長所。
 ・着眼点2:この半年間、特に努力している能力開発の課題、目標。
 ・着眼点3:自身の薬局の問題点、課題。中田薬局全体の問題点、課題。
 ・着眼点4:どのような薬局を目指したいと考えているか。目指す10年後の薬局像。(自分が経営者だったとしての見解)
 ・着眼点5:自分自身のなりたい薬剤師としての理想像。

 最後は、次回以降の予定と内容の方向性を打ち合わせして散会いたしました。
 次回からは、今期の各薬局の業務目標と進捗状況の発表、目標達成に向けての計画の見直しなど、より実践的なやり方で進める予定です。8月21日(木)に実施いたします。

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