なかた塾第34回:薬局長編(5月22日)

投稿日:2014年5月23日 研修会

 次年度を控えた2月16日(日)に、全社員参加のなかた塾を予定しておりました。前々日から降り続いている湿り気を含んだ大雪の影響を考慮して、前日には延期を決定しました。丸一日を要する研修のために、延期後のスケジュール化には四苦八苦しました。いくつかの現実的な要因が重なってしまうからです。
 基本方針や具体的計画の社員全員の共有化は、組織運営には欠かすことが出来ません。二転三転しながら、6月22日(日)に挙行することになりました。2月開催時点でのメインカリキュラムの一つが、薬局毎の業務目標検討会でした。6月22日は新年度に入っていることから、業務目標&具体化計画の共有化会議に変更して進めることにしました。
 この全社員参加研修、今回から幹部社員(部課長、薬局長)が中心となって企画し運営していくことを決めておりました。そのような理由から、今月のなかた塾は、改めて運営主体となる薬局長全員による進め方の検討会を行いました。このようなコミュニケーション機会を設ける理由が、非常に重い理由があるからです。
 前回の事前打ち合わせでは、開催することが目的になることを避けるために、全社員参加研修(所要時間8時間)の開催理由の確認を行いました。企業内教育で陥りやすい落とし穴に嵌まることを防ぐためです。さらに、業界を取り巻く現状の環境認識と今後の調剤薬局のあり方を、最近の出来事を基に考え議論もしました。
 今回のなかた塾では、できる限り薬剤部がイニシアティブをとって運営するためのアイディアや方法を考え、議論しながら意思決定することを念頭において進めました。そうすることで、万全の準備をして臨むことが出来るようになるのです。
 規模の小さい調剤薬局の場合、日々のルーティン業務に追われてしまい、積極的に組織を動かしたり、新たな取り組みにチャレンジする機会を作れていないのも実態です。“試行錯誤を奨励して、より活性化した組織運営能力を身につけるきっかけにしたい”、それが幹部社員主導の全社員研修運営の大きなねらいなのです。このような取り組みを通して、“地域の生活者の目に見える活動を日常化したい”と切望しております。

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