第14回釜石医師会学術講演会

投稿日:2014年3月13日 研修会


「小児腎疾患」
日時:平成26年3月6日(木) 18:30~
場所:ホテルサンルート釜石
講師:岩手医科大学小児科学講座 講師 高田 彰 先生

内容は題のとおりで、小児の腎疾患についての講演でした。
主にCKD(慢性腎臓病)の講演でした。CKDは進行すると手遅れになる疾患で、学校検尿により早期発見、早期治療すること訴え、学校検尿によって小児の腎臓疾患を減らせること、減らしたことを強く主張していました。実際に学校検尿だけが要因ではないことを一言添えていましたが、学校検尿の実施により小児の腎疾患は減少傾向にある統計資料など見せて説明をしていました。学校検尿により小児のCKDは減少傾向を示すとともに、今度はCAKUT(先天性腎尿路奇形)が増えているということでした。

私は普段CKDの患者さんに出会うことは少なく今回の講演はかなり難しく手ごたえのあるものでした。講演では様々な統計資料が見ることができました。成人の生活習慣病による腎疾患の増加、低体重出生児と末期腎不全の関係、CAKUTの30年後の透析へ移行する統計資料などが勉強になりました。今後の服薬指導のヒントになるのではないかと思います。

上中島店 袴田 達也

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