なかた塾第30回:薬局長編(9月14日)

投稿日:2013年9月16日 研修会


 第30回のなかた塾は、今期初めての薬局長全員を対象として行いました。メインテーマを二点用意しました。
 一つは、メンバーへの動機付けと示範、指導についての基本的な姿勢とあり方について学ぶ機会になりました。
 最初は、“モチベーションと動機づけ”をケーススタディとして、『希望』とは何かということを考えてみました。そこから、動機づけの具体的あり方が浮き彫りになってきました。また、当り前に使っている言葉の意味の解釈が人それぞれ異なっている現状の中で、コミュニケーションギャップがかなり発生していることにも気づかされた気がします。そのコミュニケーションギャップを埋めるには、「直ぐには分かり合えない」と自覚することからスタートする必要性も感じました。
 次が、“教え方のプロセスとコツ”についての一例の紹介がありました。解説 → 実演 → 模倣 → 矯正 → 習慣(躾)という五段階の基本的ステップです。日常は、いずれかの段階を省いたまま指導していることがあります。いや、非常に多いのが実態です。急がば回れ、を肝に銘じて一つひとつコツコツと対処したいと思います。
 二つ目のテーマは、各薬局の今期の取組課題・目標の進捗状況の発表と、薬局長全員の共有化でした。定例の会議では、報告と連絡に時間を割かれてしまい、日常の業務上の課題や問題点を出し合って、解決の方向に持っていくことの相談や議論まで手が回らないことがあります。今後の会議やミーティングのあり方についても言及があり、もっと率直な意見交換の必要性を感じました。
 その中で、新任薬局長の抱えている悩みや苦労に対して、先輩薬局長からのアドバイスや意見交換の時間がありました。アドバイスや意見の内容は人によって様々ですが、方策は基本をベースにしての状況対応であり、何故そうするのかということを含めて、良い感じの薬局長同士のコミュニケーションが図れたと思います。
 最後は、来年2月予定の全社員対象のなかた塾のカリキュラムの検討を行いました。社員自らが発表する時間帯が増えそうです。期待したいと思います。

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