なかた塾第29回:新任薬局長編1回目(8月22日)

投稿日:2013年8月23日 研修会


 今年度は、新任薬局長2名を対象としたなかた塾を3回予定しております。全3回の狙いは、新任薬局長(マネジャー)にとって必須となるマネジメントの基本を修得することです。薬剤師にとってのウィークポイントでもありますビジネススキル、マネジメントスキルを、初任の内に強化したいという思いからです。
 第一回目は、薬剤部長からの激励とアドバイスでスタートしました。
 最初のカリキュラムは、二つの質問に対してのレポート作成とその内容の共有化を行いました。新任薬局長の悩みや思いを傾聴することで、今後の育成ニーズを把握することにも繋がりました。以下が二つの質問です。
 Q1「薬局長になって気づいたこと、考えさせられたこと、悩んでいること、その他何でも感じたことは?」
 Q2「そのような中で、薬局長に任命されるまで、思いもよらなかったこと、考えてもみなかったこと、見るとやるとでは大違いと感じていることは?」
 2時間かけて、レポート内容の意味や原因などについて、対話を通して深めていきました。次回は薬局長全員のなかた塾を予定しております。先輩薬局長2名からも、解決策や方向づけをしてもらう考えでおります。
 二つ目のカリキュラムは、「マネジャー(薬局長)の機能的役割と具体的機能は何か」というテーマでした。時間の関係で、2回に分けて実施することになりました。
 今回は、ねらいの確認と、“会社の中における役割とは何か”を中心に、カリキュラムの土台となる考え方編をメインに進められました。
 まとめは、“創造のための教訓”について考える機会でした。「ニワトリを殺すな」(ケビン・D・ワン著/幻冬舎)を事前に読みあって、そこから新任薬局長としての判断基準のあり方を探ってみました。
 このような学びの機会を通じて、今までとは大きく異なる役割に立ち向かう心構えや術を、一つ一つ肚に落とし込み、コツコツ身に付けて欲しいと念じております。

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