投稿日:2013年3月11日 研修会
日時:平成25年3月1日(金) 18:00~
場所:サンルート釜石
《活動報告》糖尿病療養指導の取り組みについて 3題
《特別講演》糖尿病療養指導の重要性と役割について 聖マリアンナ医科大学名誉教授・日本歯科大学客員教授 齋藤宣彦 先生
県立釜石病院・大槌病院の活動報告では平成24年度から糖尿病透析予防指導管理料(350点)が新設され、釜石病院では医師・看護師・管理栄養士が療養指導チームを設置し、糖尿病患者の合併症予防のため専門性をいかした療養指導に向けて取り組んでいるとのことです。
特別講演では齋藤先生は、患者への糖尿病教育では、各々に合った糖尿病学習計画を立案し、到達可能な目標を明示し、患者とともに実行することが重要である。患者のやる気を高める動機づけにはネガティブな外発的動機づけではなく、個人の背景を理解したうえで内発的動機づけをしていく必要があると仰っていました。
糖尿病による合併症で透析をうける患者が毎年増加しています。合併症予防に取り組むにはまず患者のモチベーションを高め、治療の必要性を理解してもらうことが大切です。調剤薬局においても、コンプライアンス向上のため患者のモチベーションを高めるような指導をしていく必要があると感じました。
中田薬局松倉店 宮澤有紀