第10回釜石医師会学術講演会

投稿日:2012年11月9日 研修会


日時:平成24年11月8日(木)18:15~
場所:ホテルサンルート釜石
演題:『排尿障害における病診連携の考え方:薬物療法から手術まで』
演者:盛岡赤十字病院 泌尿器科 部長 福田 孝 先生

排尿障害を下部尿路閉塞、過活動膀胱、神経因性膀胱、尿失禁、その他の蓄尿障害に分けて、病態や診断基準、薬物療法、手術療法について説明して頂きました。また、専門医への紹介のタイミングについても説明がありました。昨年発売された新しい作用機序であるβ3作動薬と既存の抗コリン薬の使い分けについて勉強になりました。また、排尿障害というと高齢者の病気というイメージがありますが、子供の尿失禁も排尿障害であることに気付かされました。排尿障害の薬が処方された患者さんと接していると、薬の効果について疑問に思うことが多々ありますが、やはり薬物療法には限界があり、排尿状態が正常化する訳ではなく、「QOLの改善を目指す」という考え方に変わってきていることも知りました。

中田薬局小佐野店 石田昌玄

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