投稿日:2017年5月1日 研修会
岩手医科大学薬学部の正規授業で講師を務めました。
平成29年4月26日(水)の2時限(10:30 ~ 12:00)、4学年全学生対象の必須科目「医療倫理とヒューマニズム」の4回目(全13回)でした。講義テーマは、「地域医療における医療倫理」で、東日本大震災とその後の薬剤師の役割を知ることで、患者や生活者の安全を守り、信頼される薬剤師となるために必要な心構えを意識し醸成することが主要な狙いです。講義内容は、“①東日本大震災での薬剤師の活動/釜石方式ができた要因”、“②災害時、薬剤師に求められることは?”、“③平時に、準備しておくことは?”の三部構成で、まとめとして“私が考え実践している薬剤師&人間としてのあり方、仕事観、生き方”を、率直に申しあげました。
「医療倫理とヒューマニズム」は、昨年からの新カリキュラムとお聞きしております。社会経験のない学生にとっては難しいテーマかもしれませんが、医療に関わる(想像以上に)幅広い課題と生命の尊厳を意識しながら、倫理或いはヒューマニズムの視点で学び考えることで、次年度から始まる実務実習につなげて頂きたいと感じました。
(中田 義仁)