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ナカタ薬剤師の事例報告

投稿日:2025年2月12日 事例紹介

 2月12日(水)放送のNHK朝の情報番組「あさイチ」で更年期女性の手の不調とエクオールについて紹介されました。更年期の様々な症状には女性ホルモン(エストロゲン)の減少が関与しており、大豆イソブラボンを摂取し腸内細菌でつくられるエクオールという成分がエストロゲンの働きとよく似ています。しかし、このエクオールを体内でつくることができるのは、日本人女性の約半分と言われています。大塚製薬「エクエル」は、大豆を乳酸菌で発酵させたエクオール含有食品です。更年期女性に必要なエクオール量は1日10mg(木綿豆腐三分の二丁、納豆1パック)ですが、毎日摂取する必要性と体内でエクオールを作れる人でも腸内環境の変化により作れなくなることもあり、サプリメントを上手に利用することも更年期のセルフケアの選択肢の一つです。

 薬局に通う56歳の女性の事例をご紹介いたします。52歳で閉経を迎え手のこわばりや体型の変化を気にするようになり、病院に行くまででもないけど、、と女性薬剤師に相談がありました。普段から豆腐や納豆などの大豆製品をよく摂取されている方で、まずは尿検査にて体内でエクオールが十分に作られていることを確認し、意識して大豆食品を摂取するよう指導を行いました。その後1年に一回尿検査を行い、年々エクオールの産出量が減少していることを確認しましたが、大きな不調はなく経過観察をしています。趣味や仕事など楽しみを見つけ、気持ちを外に向けたり、軽い運動なども意識するよう定期的にアドバイスを行いフォローしています。

 

 

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