今回が、“教育担当者に求められるもの”の最終回になります。
是非、企業の壁を取り払って、お互いの意見や考えの交換をしたいものです。そこから相互理解に発展し、相互啓発が実現できることを祈念したいと思います。
“教育担当者に求められるもの”の一考察 その3(最終回)
Ⅲ.求められる心構え・態度・スキル
1.心 構 え
(1)赤々と燃える成長願望を持ち続ける
(2)自ら率先して学ぶ人になる:教うるは学ぶの半ばなり
(3)良好な人間関係を作る:ヒューマンリレーション作りの達人になる
*相互理解 → 相互受容 → 相互信頼 → 相互支持:「和」の確立
(4)分りやすい言葉で話す:考えが貧弱だと、言葉も貧弱で分かりにくい
(5)理解と納得の話し方をする:必ず結果とその理由・根拠をセットで
(6)基本をよく知り、マネジメントに精通し、顧客の声によ~く耳を傾け、
・洋の東西の哲学(倫理)を知り、自社・他社を研究し、社員を知る
(7)人のやる気の起こし方を、充分に知っている。そして、皆が生き生きとしている風土にする
(8)人材育成・企業内教育に関する理論・技法を身につけ、知行合一を実践する
(9)教育の要諦は、諦めずにやり続ける:継続は力なり、積み重ねは力なり
(10)「我以外皆我師也」という謙虚で真摯な共育魂を持つ
2.態 度
(1)情熱
(2)誠実・正義感
(3)共に考える姿勢:教育は共育なり
(4)自分自身を客観的に観察できる冷静さ:離見の見
(5)謙虚に看脚下:教わるとは?
3.ス キ ル
(1)教育理念と教育体系の構築、策定:教育とは?
(2)教える内容の深い知識と経験:相手を納得させ、やる気を喚起する
(3)教え方の知識と技能
(4)人をひきつける対人関係能力、互いに浸み込んでいくコミュニケーション能力
(5)健全で柔軟な判断力
(6)問題意識、想像力、感受性
(7)的確な問いかけ、問題提起:応答は問いに依存する
(2013.11.3記)