前回(第56回)に引き続きまして、“教育担当者に求められるもの”の2回目になります。
“教育担当者に求められるもの”の一考察 その2
Ⅱ.教育担当の基本条件
1.人間的魅力を高めて、影響力を発揮できるようにすること
周りの人たちに意識変革・行動変革することを発信し、影響を与え続けられる人になる。
(1)心構え・態度・知識・指針 → “志・理想の姿”と“自発的やる気”の形成
①人間性を高める(心を耕す):
・人間尊重・自主自律・お役に立つ
・相手の立場に立つ・謙虚
②高い志と熱い思い
③プロとしての総合能力
④誠実、知行合一
⑤問題意識、好奇心、想像力、感受性
⑥経営意識:現在と将来の業績の総和
(2)技能・実践行動 → 相互の共有・共鳴・信頼・支持
①体験の整理と適用:
・どのようにして伝えるか
・理解し納得してもらえるか
②潜在意識、潜在能力を引き出す
③観察、傾聴(事実を把握)
④協働
⑤フォロー、ケア
※(1)、(2)を通して、“意識変革”・“行動変革”へと道案内する
2.“必活仕掛け人”、“水先案内人”であり続けること
①第一走者:原動力 → ②同志作り:理解・共鳴 → ③仕組み:プロセス作り → ④完成:動機付け
※①から④のステップをスパイラルアップし続ける
3.オンリーワンのノウハウを作りあげる先駆けになること
率先垂範による体験の蓄積 → 体験の検証 → 体験内容の総括 →
新しいノウハウ・知識・技能の構築と加工 → 既存ノウハウ・知識・技能との統合
4.半歩先を歩いて、企業を取り巻く経営環境の変化・問題に敏感に反応すること
(1)業界、競合他社の変化
(2)自社内における問題・課題、教育問題の兆候
(3)発生している問題と問題の予兆
(4)理念実現のために必要と考えられる方途
(2013.11.3記)