エッセイ57:“教育担当者に求められるもの”の一考察 その2

投稿日:2014年2月5日

 前回(第56回)に引き続きまして、“教育担当者に求められるもの”の2回目になります。

“教育担当者に求められるもの”の一考察 その2

Ⅱ.教育担当の基本条件

1.人間的魅力を高めて、影響力を発揮できるようにすること

    周りの人たちに意識変革・行動変革することを発信し、影響を与え続けられる人になる。

  (1)心構え・態度・知識・指針 → “志・理想の姿”と“自発的やる気”の形成
     ①人間性を高める(心を耕す):
       ・人間尊重・自主自律・お役に立つ
      ・相手の立場に立つ・謙虚
     ②高い志と熱い思い
     ③プロとしての総合能力              
     ④誠実、知行合一 
     ⑤問題意識、好奇心、想像力、感受性
     ⑥経営意識:現在と将来の業績の総和
  (2)技能・実践行動 → 相互の共有・共鳴・信頼・支持
     ①体験の整理と適用:
      ・どのようにして伝えるか
      ・理解し納得してもらえるか
     ②潜在意識、潜在能力を引き出す
     ③観察、傾聴(事実を把握)
     ④協働
     ⑤フォロー、ケア
        ※(1)、(2)を通して、“意識変革”・“行動変革”へと道案内する

2.“必活仕掛け人”、“水先案内人”であり続けること
     ①第一走者:原動力 → ②同志作り:理解・共鳴 → ③仕組み:プロセス作り → ④完成:動機付け
        ※①から④のステップをスパイラルアップし続ける

3.オンリーワンのノウハウを作りあげる先駆けになること
     率先垂範による体験の蓄積 → 体験の検証 → 体験内容の総括 →
               新しいノウハウ・知識・技能の構築と加工 → 既存ノウハウ・知識・技能との統合

4.半歩先を歩いて、企業を取り巻く経営環境の変化・問題に敏感に反応すること
  (1)業界、競合他社の変化
  (2)自社内における問題・課題、教育問題の兆候
  (3)発生している問題と問題の予兆
  (4)理念実現のために必要と考えられる方途

                                                  (2013.11.3記)

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