エッセイ301:意識が …… 運命を創る

投稿日:2024年4月5日

 エッセイ301回は、いのうえ塾の研修ノートに掲載しております、もう一つの行動指針の意図を呟いてみたいと思います。受講者の年令、経歴、役職を問わず、研修会のまとめの中で問いかける頻度の高い文言です。

意識が …… 運命を創る

 意識が想像を創り 想像が興味を創り 興味が理解を創り 理解が信念を創り 信念が目標を創り 目標が行動を創り 行動が成果を創り 成果が習慣を創り 習慣が人格を創り 人格が運命を創る

 この指針は、意識に始まって、想像→興味→理解→信念→目標→行動→成果→習慣→人格を経て運命に至る、十のプロセスからなる文言です。端的に言えば、各プロセスを経由して「意識が運命を創る」ということになります。言い方を変えてみれば、「意識が運命を決する」ことであり、「意識が変われば運命が変わる」ということに行き着くのではないでしょうか。しかし、それらの指針を棒読みしただけでは意図することが伝わりません。ですから、私なりに考えた各ステップの言葉の意味を言い含めながら問いかけております。先ず、私が発しているいくつかの言葉の意味を紹介したいと思います。

 最初の意識は、“気づくこと、気にかけること”ですが、私は“毎日立ち向かう心構えを自覚すること(気づくこと)”と意味づけて問いかけております。先ず、意識するからアレコレと想像力を巡らすようになります。想像することは、感受性の源であり考え抜くことです。考え抜くから、“面白そうだな”という興味(=関心)を経由して、理解の道を歩み始めることになります。理解というのは、“なるほどそうなんだ”と腹に落とした状態を表します。ですから、理解出来れば、“手に入れたい、やり抜く”という信念(=決心)が醸成されるでしょう。その段階に到達して、初めて自主的な目標が形成されるのです。人間は、目標があるから行動し、行動しなければ成果につながりません。成果というのは、小さな成功例を積み重ねることであり、成果が積もり積もって無意識に行動する習慣化のレールが敷かれます。そのレールに乗って人格が磨き上げられ、その人が“どのように生きていくのか”という運命に到達するという心構えが完結します。

 この指針で気づいて頂きたいのが、“自因自果、善因善果”ということです。そもそも意識革新というのは、心構え(=考え方)と行動の両方を革めることではないでしょうか。その人の人生は、その人の心構えと行動の結果であり、だから心構えや行動を正すことの意味や意義を腹に落としたいのです。多忙を極める日常では、考える時間的余裕が作れないのが現実かも知れません。だから、いのうえ塾では、まとめの時間をたっぷり用意して、応答の対話で「意識が運命を創る」ことの意味を、共に考えるようにしております。

 今回紹介した指針を考えるきっかけとなったのは、1988年の秋頃だったと思います。株式会社ジェック様主催の営業マン実力強化合宿訓練(2泊3日)を受講しました。その中で、自分の人生をより良きものにするための指針として「意識が行動を作り、行動が習慣を作り、習慣が人格を作り、人格が運命を作る」という考え方を教わりました。仕事に追われて精神的余裕の持てない時期でしたが、心底納得できる指針として感銘を受けたのです。もう一つ、プロ野球の野村克也氏がよく口にされた名言にも触れておきましょう。「心が変われば態度が変わり、態度が変われば行動が変わり、行動が変われば習慣が変わり、習慣が変われば人格が変わり、人格が変われば運命が変わり、運命が変われば人生が変わる」です。ヒンドゥー教の教えだと言われています。このことを知ったのは、15年ほど前だったと思います。以上、いのうえ塾研修ノートに掲載している心構えの紹介でした。前回と今回のエッセイが、何らかの参考になれば幸いです。

    EDUCOいわて・学び塾主宰 薬剤師 井上 和裕(2024.2.20記)

【参考】エッセイ34回:原因と結果の法則:善因善果、悪因悪果、自因自果(2012.9.28記)

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