共に踏ん張ろう、終わる日まで ~ コロナに負けない

投稿日:2020年5月14日

 イギリスで始まったと言われる“Clap for Carers”(医療従事者らへの拍手)は、その輪が世界中に広まっています。新型コロナウイルス感染症の最前線で戦う医療従事者や介護職員、社会生活に不可欠な職場で働く人々を拍手でたたえようと、欧州を中心にSNSで全世界に広まっています。市民らが決まった時間にベランダや玄関先から拍手を贈るほか、建物をライトアップするなどの取り組みが日本国内でも広がってきました。

 ブルーライトアップ。ご存知ですね。4月16日(木)19時から、東京スカイツリー、東京タワー、東京都庁舎などが、青色にライトアップされたのです。新型コロナウイルス感染者の治療に取り組んでいらっしゃる医療関係者に対して、感謝と応援の気持ちを示そうと、東京都の呼びかけで実施されました。全国のあちこちでも、同様の試みが行われています。神戸市の“BE KOBE”モニュメント、宇都宮タワー、東北電力の鉄塔、通天閣、姫路城など……。福岡市の職員は、ベランダから拍手を送りました。曜日と時刻を決めて拍手を贈る運動は、東大阪市など各地の役所でも行われているようです。ごみ集積場には、感謝の手紙やメッセージが置かれていることを知りました。そんな感謝の声が、あちこちであがっています。そんな行動姿勢は、この国を根本から支えている資質なのではないでしょうか。

 医療の現場では、医療用具不足が深刻化しています。幾つもの企業が、それも異業種から支援に動いている報道を耳にするようになりました。不足しているのは、マスク、消毒液を始めとして、医療用ガウン、手袋、フェイスシールド、ゴーグル、人工呼吸器など、かなりの範囲に及んでいます。大企業だけではなく、多くの中小企業が、名乗りを上げて動き始めています。手持ちの設備とノウハウを転用して、この国難を乗り切ろうとしているのです。その気概と使命感と行動力を知るたびに、少しでも不安が払拭されていくのです。「日本のモノづくりの強さを示そう」という呼びかけに、心が震えてきました。そして、このような状況の中で、休みたくても休めない人たちがいらっしゃいます。感染を覚悟し、あるいは死をも覚悟しながら、目の前の事態と向き合っている方々がいらっしゃいます。そのような実態が明らかになって、常に頭から離れることのない問いがあります。

 “このような状況下で、休みたくても休めない仕事は、どのような仕事だろうか? どのような職種の方々だろうか?

 中桐雅夫さんの「想像力」ではありませんが、そんなことを想像するのはおかしいか。私は、“そんな想像力も持ち合わせていないのか”と言われたくありません。この三か月近くの間、その問いが消えることはないのです。感謝することを忘れずに、共に踏ん張って、新型コロナウイルスを終息させましょう。ONE TEAMの団結力で引導を渡しましょう。

 一方で、悲しくなる出来事を目にします。こんなご時世の中で、使用済みのマスクや使い捨てティッシュを、(平気で)道端に投げ捨てていく人がいます。飲み残しの缶コーヒーやペットボトルを、(平然と)道路に置き去りにする人がいます。恥ずかしくて恥ずかしくて、情けなくなりました。将来ある子供たちに、とても顔向けできません。

  人財開発部 井上 和裕(2020年5月14日記)

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