弊社では、薬学生の今年度第Ⅱ期実務実習を受け入れております。なかた塾第44回は、実務実習生特別講座を企画し実施したしました。講座名を「いま、薬学生が学び考え気づいておきたいこと!」(薬学履修者としての将来のあり方とその道筋の本質的基盤・土台を考える)として、考える内容が事前にイメージできるようにしました。過去も含めまして、3回目になります。
狙いを二つに絞って、問題意識を持つこと、自分で調べること、考えて結論を出すこと、行動してみること、そして、医療人になる覚悟をすることこそが、学生時代に身につけなければならない必須要件であることを気づいてもらうこと、を一番の目的としました。特に1年半後の薬剤師国家試験に向けて、“勉強漬けは当たり前”という意識の重要性を伝えました。
①薬剤師を目指している皆さんが、学生時代から問題意識を持って、覚悟をして取り組むための着眼点と教育課題を明らかにする。
②自己責任意識で就職活動を行うためのあり方と進め方を学ぶ。
その上で、七つの事前課題(以下のQ1~7)に対する回答から、現状の問題意識や本人自身が考えている課題を明らかにすることからスタートしました。
Q1:薬学部を受験しようと決めた理由やきっかけは何でしたか?(なぜ、薬学部か?)
薬学部でも在籍の大学を選択した理由は、何でしたか?(なぜ、○○大か?)
Q2:四年半薬学を学んできました。また薬学部卒業者や薬剤師から直接見聞きして感じたことは、どのようなことでしょう。
これからの薬学部出身者、薬剤師のあり方や方向は、どうあればいいと考えていますか?
Q3:現時点で、社会に出たら、どのような仕事をしたいと考えていますか?
なりたい人間像、理想とする薬剤師像を、どのように描いていますか?
Q4:調剤薬局での実務実習を体験して気づいたことに、どのようなことがありますか?
問題と感じたこと、疑問に感じたことはありますか?
Q5:これから一年半、あなた自身の教育課題(特に学び、身につけておかなければならないと感じている知識、技能、態度など)を、
どのように捉えていますか?在るとしたら、どのようにして実現するか、具体的計画を立てていますか?
Q6:薬剤師が考案した有名な商品(飲み物、食べ物)は何でしょうか?
Q7:知っている薬剤師有資格の著名人をあげてみましょう。
その後は、以下の順で、本人の考えを引き出す対話形式で進めました。
1.薬剤師有資格者、薬学部卒業者の職業いろいろ
2.薬学生が、いまこそ(在学中に)学ばなければならない本質的な教育テーマは何か?
いまこの時期、明確にしておかなければならない着眼点は何か?
3.イーハトーブの薬剤師の卵“more、most”キャンペーン
4.レポート作成
5.まとめ
(人材開発部 井上)