第17回釜石医師会学術講演会

投稿日:2013年3月27日 研修会


日時 平成25年 3月 19日
場所 サンルート釜石
演題 「アレルギー性鼻炎 花粉症の病態と治療」―特に小児における問題点―
講師 (財)脳神経疾患研究所附属総合南東北病院アレルギー頭頸部センター所長
    今野 昭義 先生

 今回の研修会は医師以外の医療従事者も多く参加し、講師の先生はアレルギーの基礎的な部分から丁寧に説明されていました。
 治療に関しては基本的な薬物療法から最近話題の減感作療法の話題まで盛り沢山の内容でした。
 小児の問題点としては鼻づまりによる睡眠障害や集中力の低下、抗ヒスタミン薬による学校の成績への影響など学術データを用いとてもわかりやすく勉強になりました。
 特に興味深かった点は鼻アレルギーの患者さんは気管支喘息になりやすいということです。アレルゲンの粒子が小さくなると呼吸器などに入り、喘息などの症状を引き起こしやすくなることでした。耳鼻科の領域だけではなく呼吸器など広い視点で患者さんを見ていくことの重要性を感じました。
袴田 達也

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