6月21日 なかた塾第20回:新入社員フォロー編第1回

投稿日:2012年6月22日 研修会


 第20回なかた塾は、今年入社の新卒新入社員フォロー研修の1回目です。来年3月までに4開催で、毎回5時間を予定しております。
 社会人成り立ての新入社員に大切なことは、何事にも目的意識を明確にして取り組んでもらうことです。その習慣化のために、このフォロー研修の狙いを明示することからスタートしました。以下の三つが、今回の狙いになります。
 ①新入社員導入研修からの約2ヶ月が経ちました。基本修得を意識して、基本がどこまで身についているのか、厳しくチェックしてみる。その上で、これから数ヶ月の課題を明確にする。②ビジネス電話の応対マナーの基本を学び、それぞれのマナーの意味を理解して、TPOに応じた対応力を身につける。③“「相手の対場に立つ」とは、どのようにすることなのか”を、疑似体験を通して想像し考えてみる。そして、まだまだ考えることが不足していることを、素直に自覚することから始めよう。
 最初は、恒例の2分間スピーチです。テーマは「現状の私の課題」、続けることでプレゼン能力の成長が確認できます。
 ビジネス電話の応対マナーは、「的確な応対が最高の誠意」を目標にして、あるべき姿を考えて議論し方向づけする進め方です。2時間半のカリキュラムの中には、ビデオによる自己点検の機会もあって、自分事として学ぶことを要求されます。一方的に聞くというスタイルの研修との決別が、なかた塾の大きな特徴になっていると感じております。
 三つ目の狙いを意識したカリキュラムは、「街にはどんなバリアがあるのだろうか?視覚障害者の場合で考えてみましょう」という内容でした。そのことを通して、“相手の立場に立つことの難しさと必要性”や、“どれだけのことを想像し考えなければならないのか”について、考えてみました。その結果、自分たちの理解度の低さが浮き彫りになり、それらを自覚することから始めよう、という結論になりました。
 それらことを教えてくれた主人公(視覚障害者)に対する、次の言葉が印象に残っております。『街に出て彼女は見ます。音を見ます。香りを見ます。手にふれたものを見ます。そして、人とのふれあいを見ます』
 まとめは、①「22の行動習慣」を身に付けるための行動指針の策定と方向づけ、②毎日、平凡な当り前をキチンと確実にこなしてゆくこと、③“継続は力なり”、“積み重ねは力なり”、そして基本修得を日々実践すること、の三点でした。
 次回のフォロー研修は9月です。それまでの目標を所感に明記して終了となりました。

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