平成29年度2回目の開催となりました、中田薬局インターンシップ「なかたシップ」の実施報告です。
8月7日(月)~9日(水)の日程で、首都圏から同じキャンパスで学んでいる2名に参加頂きました。お二人とも5年生で、実務実習の合間を縫ってのアクティブな来釜となりました。台風5号の影響もあって、見学移動には難儀しました。最終日には公共交通機関の運行にも影響が出て、なかたシップの運営のあり方の勉強にもなりました。
余談になりますが、参加者1名の出身高校が栃木県作新学院でした。9日(水)の夏の甲子園高校野球全国大会では、岩手県代表盛岡大付属高校と作新学院高校が1回戦で激突したこともあって、話題に事欠かない三日間となりました。
以下、今回の主なスケジュールを紹介したいと思います。
[初 日] 平成29年8月7日(月)
移動時間の関係で、今回は入宿だけになりました。
首都圏の学生にとって、“東日本大震災被災地の様子を知りたい”というニーズが高く、今後の運営内容を見直す必要性を感じ ております。
[二日目] 平成29年8月8日(火)
・オリエンテーション
・これからの薬剤師のあり方、調剤薬局の方向性を考える
*東日本大震災の釜石方式、チームかまいしによる地域包括ケア、他職種連携の実際など
・実務担当者(薬剤師)による居宅療養管理指導の実際
・介護施設の見学
・特別養護老人ホームでの全職種参加のカンファレンス見学
・介護福祉士&ケアマネジャーによるヴェトモン キャップ コピー医療介護連携事例紹介、他職種からの薬剤師への期待
・二日目の振り返り、まとめ、レポート作成
・現役薬剤師との懇談会
[三日目] 平成29年8月9日(水)
・オリエンテーション
・在宅医療における薬剤師の役割
・患者様宅在宅医療同行見学
・三日間の振り返り、まとめ、質疑応答、感想発表
実施にあたりまして、前回同様に、患者様を始めとして、介護施設様、特別養護老人ホーム様のご協力を賜りました。心から感謝申しあげる次第です。有難うございました。
患者様宅同行(今回は全4件)では、看護師と薬剤師による同行も1件ありました。貴重な体験だったと思います。
なかたシップ1の参加者は6年生でしたから、“就職活動のあり方、進め方”も取りあげました。今回は5年生でもあることから、将来を考えるための本質的着眼点について、問題提起を中心に私見を投げかけました。
“学ぶことが大好き”というお二人にとって、有意義な実務実習につながることを祈念しております。
(人材開発部 井上和裕)