エッセイ194:もう直ぐ開講、なかた塾M&L教室

投稿日:2019年10月11日

 エッセイ193回では、私の主宰する学び塾のマネジメント&リーダーシップ教室(以下、M&L教室)の目的とカリキュラムを紹介しました。その本文で触れておりますが、中田薬局の若手薬剤師に対しても、組織運営の基本修得の継続的な学び舎としてM&L教室を開講することにしたのです。
 昨年度に抜本的な見直しを行った新入社員教育ですが、一段落した段階で、新たな育成テーマが浮上してきたことで、入社3年間の育成目標がより明確になりました。もう一つは、“矯めるなら若木のうち”という思いが強くなったのです。それは、昨年4月に入社した新人薬剤師の1年間の足あとが、新たな道へと導いてくれたように感じています。
 今回は、前回のエッセイの続編になります。なかた塾M&L教室運営要領の全文を紹介したいと思います。

もう直ぐ開講、なかた塾M&L教室

 どのような勉強機会においても、スタート時点において、開講の経緯・ねらい、予定スケジュールなどを、丁寧に説明するようにしております。今回は、運営要領を用意して、1時間かけて共有化の対話をしたいと考えております。
 以下、その全文になります。

1.開講の経緯・ねらい

 従来、マネジメント、リーダーシップ、人材育成に関する知識・技能・ノウハウは、部下を持つ管理者の必須要件として位置づけられてきました。しかし、仕事のあり方や仕事環境・生活環境の変化に伴って、部下の有無に関係なく必要な能力要件になったと思います。
 その問題意識は10数年前からの実感であり、喫緊の課題として位置づけて現在に至っております。私の主宰する学び塾においては、10年前から人材育成を、数年前からはM&L講座をシリーズとして取りあげております。“待ったなし”というのが、私の偽らざる心境なのです。そのような実態に鑑みて、若手ビジネスパーソンの継続した学び舎として、なかた塾マネジメント&リーダーシップ教室(略称:M&L教室)を開講することとしました。開講のねらいは以下の通りとします。

(1)組織運営(チームワーク)の基本となる共通専門能力の中で、その幹となるマネジメント、リーダーシップ、人材育成の基本を啓発的に学ぶ。
(2)一人ひとりの目指す薬剤師像を実現するために、一人ひとりの“心構え・考え方”、“職務遂行能力”、“人間性”を磨きあげる。
(3)「もっと成長したい」「さらに進化したい」「顧客のお役に立ちたい」という志を持っている方々が、自主的・自律的な自己啓発&相互啓発を実現する機会(チャンス)とする。
(4)問題意識、好奇心、感受性を総動員して、“気づき”を引き出しあう場とする。

   知ろう、磨こう、組織運営(チームワーク)のイロハを!

2.講座の名称

(1)全体名称:『なかた塾マネジメント&リーダーシップ教室』 → 通称『M&L教室』
(2)コース名称
    ・入社2年目コース:実践コースⅠ
    ・入社3年目コース:実践コースⅡ
    ・入社4年目以降コース:アドバンストコース

3.主な自己啓発・相互啓発テーマ
 
(1)組織運営(チームワーク)基礎能力の修得
     ①マネジメントスキル
     ②リーダーシップ、フォロワーシップ
     ③人材育成、後輩育成
     ④対人関係スキル(含むコミュニケーションスキル)
     ⑤戦略発想
     ⑥その他
(2)正しい行動理論、健全な判断力の啓発
(3)知って出来る化の推進(ロールプレイング、体験実習、コロキウムなど)
(4)パーソナルインフルエンスのブラッシュアップ

4.受講資格者:下記(1)と(2)を充たす人

(1)M&L教室開講の経緯・ねらいに賛同して、下記事項を確約できる人
     ①自分自身の成長願望を、ハッキリと公表できる人
       *「とにかく学びたい。だから、教えてください」と言える人
     ②予習・復習を含めて、毎回、主体的に取組むことのできる人
     ③毎回出席することを約束できる人
(2)入社初年度のいのうえ塾新入社員導入研修、フォロー研修を受講した人。

5.開催頻度、スケジュール
 
(1)開催頻度など
     ①年間2~3開催を基本とする。
     ②2日間で1開催とする。初日14時スタート、二日目17時終了予定。
(2)実践コースⅠスケジュール予定
     ①第1回:2019年8月28日(水)~29日(木)
     ②第2回:2019年10月16日(水)~17日(木)
(3)実践コースⅡは、2020年度より開催
(4)アドバンストコースは、2021年度より開催予定
                                     以上

 予定カリキュラムは、エッセイ193回に掲載したテーマを中心に、適宜カスタマイズしながら状況対応する所存です。

                                                       (2019.7.12記)

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