投稿日:2019年5月20日
今回のエッセイは、PDCAサイクルをアレンジした“成功確率が高い「問題解決の基本手順」です。184回のエッセイの補足資料になります。
成功確率が高い「問題解決の基本手順」
手順1:問題を把握する:観察
自分が、グループが解決しなければならない問題を明確にする。
※発生している現象や状態の事実(ファクトベース)を、4直4現主義で調査。できるだけ数値化して、率直に表現。
※「直ちに現場で、現人を、現物を、現時点で」が4直4現主義
※背景や原因を問題とは言いません。
手順2:原因を分析する:分析
問題がなぜ起こっているのか、その原因や背景を分析する。
※ 原因はできるだけ沢山だします。そして、それぞれの因果関係を整理して、重要な原因との相互関係を明らかにします。
手順3:対策案を列挙し整理する:判断
その状況のもとで考えられる解決策を、できる限り列挙します。
※先入観を排除して、できるだけ沢山だします。
※これからの課題に取組む時は、必ず仮説を立てます。
手順4:比較選択する:判断
列挙した各対策案の長短を比較し、その状況に最も適した有利な実行案をひとつ選択します。
手順5:選択案の実行計画を立て、全体をチェックする
対策案を実行に移す手順を、順序だてて具体的な計画にします。
※6W3Hを動員します。それが、具体化の鍵です。
手順6:計画に沿って、実行する
手順7:定期的に、進行状況を検証する
(140123改②)