投稿日:2022年2月22日 事例紹介
~多くの薬を服用し副作用が出た事例~
複数の睡眠導入剤を服用されている90代の患者様。以前よりふらつきが見られており、生活状況などについて主治医と情報交換を行っていましたが、ご本人の強い希望で服用を続けていました。最近さらに症状が強くなり、転倒の危険もあることから減薬となりました。現在ふらつきは改善されていますが、引き続き状態の観察を続けています。
多くの薬を服用することで副作用が起きたり、きちんと薬が飲めなくなるなど、患者様にとって良くない影響を及ぼすことを「ポリファーマシー」といいます。特に高齢の方は、複数の病院や診療科を受診することで多くの薬が処方され、内臓機能の衰えからも薬の影響を受けやすくなります。「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」を持つことで、薬全体を把握し副作用の早期発見(ポリファーマシーの解消)にもつながります。お薬のこと、健康のこと、どうぞお気軽にご相談ください。