日 時平成24年9月1日(土)9時ら14時
場 所釜石市
釜石市で県防災訓練が開催され、初めて薬剤師会として参加しました。東日本大震災で慢性疾患の医薬品供給の重要性が認識された証しの一つです。
今回の訓練の特徴の一つは、参加者に予め実施訓練の詳細を伝えないということです。与えられた材料で薬剤師がどうのように判断するかを訓練しました。準備には大変時間を要しましたが、参加者から達成感やりがいの声が聞けたので良かったです。詳細は下記の通りです。
訓練項目(訓練詳細と結果は別紙参照)
1.釜石薬剤師会発災後初動訓練
2.避難所衛生管理感染予防(仮設トイレに消毒薬設置訓練、水飲み場にうがい薬設置訓練)
3.避難所医薬品供給(避難所トリアージ訓練)
4.釜石市災害対策本部医療班参加訓練
<1.釜石薬剤師会発災初動訓練> 参加者3名+記録1名
釜石薬剤師会非常時災害対策マニュアルに則った訓練。釜石薬剤師会災対対策本部設置、171伝言ダイヤル設定等
<2.避難所衛生管理完成予防> 参加者7名+記録1名
①前日避難所に衛生管理に必要と思われる道具を準備
②参加者には予め内容を教えずに訓練に参加
③市災対本部医療班担当薬剤師より「避難所の衛生管理」出動要請
④避難所にて、仮設トイレの手指消毒剤作成、水飲み場にうがい薬作成
<3.避難所医薬品供給> 参加者6名+記録1名
①予め患者役エキストラ9名設定
②参加者には予め内容を教えずに訓練に参加
③市災対本部医療班担当薬剤師より「避難所医薬品供給」出動要請
④患者に定期薬の聞取り(今日の治療薬、医薬品写真集、医薬品コード集利用)
⑤診療に入る優先順位を決定(トリアージカード、医薬品トリアージ表利用)
⑥飛び入りで医薬品調査の依頼(日赤コントローラより)
⑦保健師に引継ぎ(カルテ作成)→日赤救護所へ引継ぎ
⑧災害処方箋発行
⑨保険薬局にて災害処方箋応需