平成29年度3回目の中田薬局インターンシップ「なかたシップ」の実施報告です。
9月25日(月)~28日(水)の日程で、首都圏から同じキャンパスで学んでいる2名と弊社にて実務実習中の薬学生1名に参加頂きました。全員が5年生です。
以下、今回の主なスケジュールを紹介したいと思います。
[初 日]平成29年9月25日(月)
今回は、午後からの被災地見学でスタートしました首都圏在住の学生にとって、“東日本大震災被災地の様子を知りたい”というニーズが高く、釜石市鵜住居地区、大槌町中心部を見学して頂きました。また大学と部活の後輩が経営するM薬局も訪問させて頂きました。
[二日目]平成29年9月26日(火)
・オリエンテーション
・これからの薬剤師のあり方、調剤薬局の方向性を考える
*東日本大震災の釜石方式、チームかまいしによる地域包括ケア、他職種連携の実際など
・実務担当者(薬剤師)による処方医との連携事例、介護施設との連携事例の紹介
・特別養護老人ホームでの全職種参加のカンファレンス見学
・介護福祉士&ケアマネジャーによる医療介護連携事例研究、介護福祉士からの薬剤師への期待
・在宅看護師による薬剤師・看護師の連携事例研究、看護師からの薬剤師への期待
・二日目の振り返り、まとめ、レポート作成
・現役薬剤師との懇談会
[三日目]平成29年9月27日(水)
・オリエンテーション
・介護施設見学
・患者様宅在宅医療同行見学
・三日間の振り返り、まとめ、質疑応答、感想発表
今回も、患者様を始めとして、介護施設様、特別養護老人ホーム様のご協力を賜りました。また、在宅医療に熱心な介護福祉士、看護師からは、貴重な体験談と薬剤師に対する率直な思いを拝聴できました。心から感謝申しあげます。有難うございました。
患者様宅同行(2名の薬剤師に同行、全4件)では、薬学生が抱いていた以上の活動実態に接して、薬局薬剤師のイメージが様変わりしたという実感を抱いたようです。感想の詳細については、機会を改めましてエッセイで取りあげたいと思います。
前回同様、将来を考えるための本質的着眼点について、問題提起を中心に私見を投げかけました。今回の体験を、実務実習の中で活かして頂くことを祈念しております。