平成23年の締めのなかた塾は、薬局長が対象です。
先ず、来年四月入社予定の新卒薬剤師・医療事務を対象とした新入社員導入研修のアウトラインの説明、そして実務関係の講師の依頼など、中田薬局として初めての取り組みの概要の報告からスタートしました。導入集合研修は約3週間、そして奇数月に計5回(各回8時間)のフォロー研修が企画されています。教材は、なかた塾の運営をお願いしております井上和裕氏のオリジナル版を、中田薬局用に再編して使う予定です。実務面は、薬局長が中心となって担当することになります。
本日のメインカリキュラムは、東日本大震災の教訓を基に議論してきました第1回真剣耕座の総括として、各自がまとめた『私の考える地域医療実現のための“かかりつけ薬局”の姿』の発表です。10分間スピーチで行いました。
若手&中堅薬剤師は、同じテーマで既にレポートを提出しています。立場の異なる薬局長の今回の内容とあわせて、4月をスタートラインとした具体的なアクションプランの作成が、これからの仕事になります。今までの問題解決の進め方は、表面的で抽象的な対症療法でした。今回は、問題把握→原因分析→対案列挙という仕事の進め方の基本(つまりPDCAサイクル)に沿って、一人ひとりが考えてみました。これからは、課題を整理して優先順位を明らかにし、さらに具体的な実行計画を策定するステップに移ります。4月スタートに向けて、社員全員の力を結集した計画をまとめたいと感じております。
まとめは、昨年行ったリーダーシップの復習と再確認でした。
リーダーシップは、ややもすれば強力な率先垂範が主流と思われがちです。しかしリーダーも10人10色です。それぞれ強みも長所も異なります。そのためには、メンバーを活かす、可能性を引き出す、そのために考え方や方向性を共有化する、なども重要な要件になります。様々なリーダーシップの発揮の仕方があるわけで、そのような視点で対処すれば、見方や見え方が違ってくるばかりではなく、今までよりも心の余裕を持って、メンバーと向き合うことが出来るように感じました。
次回(1月)は、中堅薬剤師を対象とした第3回目となります。