東日本大震災復興記念式典シンポジウム 仙台江陽グランドホテル

投稿日:2011年10月9日


災害救助法における災害支援活動と題して、釜石薬剤師会としての活動報告を致しました。

石井先生(日本赤十字石巻病院外科長)の基調講演は、釜石医師会災害対策本部活動とダブらせて、聞いておりました。大きく違ったのは町の大きさです。20万を越える町をまとめきるのは相当に大変だったと想像します。ひとつの災害対策本部でまとめきれるのは人口7万人くらいが限度ではないかと思います。岩手県でも内陸型の直下型地震が発生し盛岡が壊滅的な被害を生じた場合は、ぞっとします。
現在は、平成の大合併でひとつのエリアが大きくなっている傾向です。その政策自体に反対はしませんが、効率化ばかりでなく、災害が起きた際の街づくりや体制も考えておく必要があります。そして、連携です。保険師が大活躍しております。薬剤師も評価を受けております。災害時はマニュアルが意味を成さないときがあります。指示を待っているばかりでは、能力が発揮できなく、顔が見えません。自分の判断で行動できる薬剤師の育成が今後の課題でしょう。

6年制の薬剤師が半年後に出てきます。この機に、勤務的な薬剤師を脱却し、職能を積極的に生かす薬剤師の集団となっていきましょう。

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