第5回なかた塾(リーダーシップ研修会) 講師:井上和裕様

投稿日:2010年8月26日


「皆さん、誓いの碑をご存知ですか?」で始まりました。誰も知りませんでした。
井上氏が、今まで千名以上の薬学生・薬剤師へ問いかけて、YESと答えた方は1名だけだったそうです

“二度と薬害を出さぬよう最善の努力を重ねます”という厚生省(当時)の誓いの碑のことです。建立されたのは、11年前の8月だそうです。この碑が建てられた経緯や時代背景を鑑みて、薬剤師を職能としている人間としての無知さに情けなくなりました。問題意識と感受性をもっともっと働かせて、世間の実状に目を向けなければなりません。不断の努力不足を痛感させられました。

今回のメインは、“人間性についての基本的信念の確立”がテーマでした。
このテーマは、前回の“目標による仕事の進め方”の土台となる部分でした。日々の対人関係は、どうしても先入観で対処してしまいがちです。その先入観は、決定的なマイナス要因となってしまうことがあります。そうならないためには、“自分自身の心の本性は何か?”ということを、明確にしておかなければなりません。「人を理解する基本は何でしょうか?」という問いかけに対して、ハッキリとした見解を信念として公言できるようにならなければなりません。それが、学んだことでした。難しい問いでしたが、今回の内容を復習して、早い時期に、信念としての回答を出したいと思います。

もう一つは、前回に引き続いて、“リーダーシップとは?”の後半部分でした。
リーダーの影響力(特にパーソナルインフルエンス)の大きさを考えた時、状況に即応した具体的な判断基準の練磨を痛感しました。そして、世間一般に紹介されている数多くのリーダーシップに関するサクセスストーリーの主人公の皆さんは、長い期間をかけて、日々努力したということを忘れてはいけません。誰よりも時間をかけて行動したのです。今回の事例は、その当たり前の要因を忘れない、ということを気づかせてくれました。
次回は、全員が「私の実現したい“かかりつけ薬局”の目標・実行計画」を発表することになりました。期間は、10月から来年3月までの6ヶ月間にしました。学んだことを実行に移す第一弾にしたいと思います。

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