第6回なかた塾(リーダーシップ研修会) 講師:井上和裕様

投稿日:2010年9月16日


今回は、節目となります第6回目です。

存在価値の高いマネジャー(管理薬剤師)になるための三つの指針でスタートしました。“存在価値をあげよう”は、全6回に共通するテーマでもありました。エジソンは言いました。「天才とは、1%のひらめき(インスピレーション)と99%の汗(パースピレーション)から成っている。私のしたことで、偶然に出来たことは一つもない。全ては、毎日の努力から生まれたものなのだ」と。平凡な当たり前をキチンと確実にこなすこと、日々行動すること、実行すること。それしか成果の秘訣はありません。出来ない理由を並び立てて言い訳に終始していることの多さに、恥かしさを覚えます。「意識革新は行動革新なり」を実感しました。

弊社では、“目標によるマネジメント”を仕事の進め方のインフラとして導入することにしました。先ずは、薬局長から取り組んでもらいます。今回のメインテーマは、10月からの半年間の目標と実行計画(案)の発表でした。目標達成のためには、計画をより具体的に策定することが重要です。そのための方向づけも出来ました。練り直して、GOしたいと思います。テーマは、会社の基本方針でもあります「かかりつけ薬局」実現のための目標にしました。

もう一つは、ケーススタディとして、ダウン症を取りあげました。あるドキュメント番組を視聴して、二つの問いかけを議論してみました。調剤薬局の薬剤師の任務は、調剤をしてそれで終わりではありません。医薬品のプロであり、街の科学者であり、街のよろず相談者であり、予防医療の推進者・啓発者であり、・・・ 多くの顔を持つことが求められています。そのような使命感に満ちた任務遂行者であるためには、仕事や患者さんに対する考え方や心構えがどうあればいいのか、日々の場面で問われてきます。その基盤は、最終的に「倫理」に行き着きます。倫理を難しく捉えるのではなく、一人の人間として、薬剤師という医療人として、地域の生活者として、どのように生きていくのか、関わっていくのかという考え方(=観)のことです。その倫理についての理解を深めて、行動指針を点検することが、今回のケーススタディのねらいでした。日々幅広い視野を持つことの大切さを、改めて感じた次第です。

井上様には、今後もご教授頂きまして、“なかた塾”を続けていくことにしました。

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