ナカタ薬剤師の事例報告

投稿日:2025年1月26日 事例紹介

 患者様と近い距離で関わる薬剤師は、日々いろいろな相談や悩みを打ち明けられる場面があります。今回の事例は、88歳の一人暮らしの女性の事例をご紹介いたします。毎回主治医に不眠を訴えますが「歳のせいだから」と、なかなか解決できずにいました。投薬の際に「何時間くらい眠れているのか」「何時間眠りたいのか」と質問した上で、厚労省の「健康づくりのための睡眠ガイド」に則り高齢者の推奨睡眠時間を説明しました。患者様は「今まで睡眠についてこんなに詳しく聞かれたことがなかったし、○○時間眠れてるから良いね」と驚かれ、その後は、来局されるたびに「よく眠れていますか」「睡眠以外にも食事や運動などはどうですか」と確認し、眠剤を増やすことなく過ごされています。薬局で気軽にお話いただく中で患者様の認識が変わり、そもそもの悩みが解消されることもあります。お薬のお悩み以外でも広く健康相談を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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