中田薬局活動 6月

釜石医師会災害対策本部は日本赤十字社の医療活動終了に伴い6月19日をひとつの区切りとして活動を終了しました。私は震災当初から災対本部の薬剤師として活動をさせて頂きました。大規模な災害の中で、薬剤師の役割は大きかったです。医療活動の中心は、慢性疾患の薬切れの処方でした。医療班のドクターは、今まで服用していた薬を処方することがほとんどでそこには薬剤師がいるといないで大き労力の違いがありました。阪神の震災と大きく違った要素は、医薬分業の普及率です。釜石医療圏は80%位の医薬分業率です。早い段階から医療班の先生には、院外処方箋を発行してもらいました。そうすることで、被災した患者さんが、今まで服用していた薬を飲むことが出来ます。薬に関して安心感を与える事ができます。それは被災者にとって大きな事だったと思います。大阪府薬の先生方の協力もあり、服薬指導(避難所)まで実施する事が出来ました。5月末には驚異的な割合で直接患者さんに服薬指導を達成しました。これも、患者さんが薬剤師を待っている裏づけと思います。


活動内容
3月11日 東日本大震災発生
3月12日〜14日 避難所を巡回しくすり手帳をもとに調剤
3月14日 中田薬局小佐野店 釜石薬剤師会災害対策本部設置
3月16日 釜石医師会災害対策本部設置 担当薬剤師中田義仁    電気復旧
3月18日 医療班へ医薬品提供開始                      電話復旧
3月21日 医療班の院外処方箋応需
3月22日 ボランティア薬剤師受入(岩手県薬剤師会)
3月23日 ボランティア薬剤師受入(秋田県薬剤師会)
3月29日 ボランティア薬剤師受入(大阪府薬剤師会)
4月7日 避難所での服薬指導開始
4月8日 最大余震震度6 停電
6月19日 日赤医療班活動終了
6月20日 避難所での服薬指導終了


6月23日 東日本大震災の報告、今後の中田薬局の方針を職員へ社長が発表
懇親会は、みんなの労をねぎらいながら、久々にほっとする時でした。


6月25日 岩手県学校薬剤師会総会 特別講演
宮城県から横田勝司先生をお呼びしての講演会でした。何年たっても横田先生は元気ハツラツで、講演は歯切れがよく、勉強になりました。震災後初めて盛岡へ向かう事が出来、それが横田先生の講演で思い出に残る日となりました。放射線など環境検査も今後難しくなりそうです。横田先生がそばにいるので安心ですね。


6月26日 いわて糖尿病療養士 平成23年度第一回目研修会今年は3年目で更新試験の年です。相変わらず受講者は多いです。薬剤師がどれだけ受講しているかが問題です。看護師、栄養士の参加が
多いように感じるのは私だけでしょうか?近くに住んでいる薬剤師さん、折角の日曜日だが、励んでいますか?


6月26日 岩手県薬剤師会通常総会
午後からは総会に出席しました。役員の先生方には久しぶりにお会いし激励を頂きました。日赤の救護所(釜石市)のフォローでお越しいただいたので感謝を伝え、今後も継続して見守って欲しい旨を伝えました。
特別講演は岩手医大薬学部の高橋勝雄教授で、実務実習についてでした。席が足りなくなるほどの盛況で、被災地域とのギャップを感じました。